Cotorro Audioより、ヒステリシス効果を再現したトランジェント系エフェクト
DTMでミックスをしていると、
「音のアタックが少し強すぎる」「コンプレッサーの前段でピークを整えたい」
と感じる場面は多いのではないでしょうか。
そんな用途に向いた無料VST3プラグインが、
Cotorro Audioよりリリースされました。
今回登場したのは、Windows対応の「Hysterizer Light」です。
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ysterizer Lightとは?
Hysterizer Lightは、ヒステリシス(hysteresis)効果をデジタル上で再現するオーディオプラグインです。
ヒステリシスとは、磁気テープやアナログ回路で発生する
「入力に対する反応の遅れ」や「非線形な挙動」を指します。
この特性を利用することで
- トランジェント(音の立ち上がり)を自然に抑える
- デジタル特有の硬さを和らげる
- ピークを滑らかに処理する
といった効果が期待できます。
いわゆる「歪ませる」プラグインというよりは、
音の反応を少し丸めて整えるための処理に向いたエフェクトです。
主な使用シーン
Hysterizer Lightは、以下のような場面で特に効果を発揮します。
・ドラム(キック/スネア)
アタックが強すぎる音を適度に抑え、
音の芯を残したまま扱いやすくすることができます。
・ボーカル
破裂音(P、Bなど)によるピークを自然に緩和し、
後段のコンプレッサーやリミッターの負担を減らします。
・コンプレッサー/リミッター前段
トランジェントを事前に整えることで、
ダイナミクス処理が過剰になりにくくなります。
・グループトラック/バス処理
細かいピークをまとめることで、
ミックス全体のまとまりを向上させる用途にも使えます。
プラグインの特徴と機能
- 8種類のプリセットを搭載
初見でも音の方向性を掴みやすく、すぐに実用可能です。 - Mixコントロール搭載
原音と処理音のブレンドが可能で、かけすぎを防げます。 - 2x / 4x オーバーサンプリング対応
高域の歪みを抑え、より滑らかな処理が行えます。 - Inertia(慣性)パラメータ
反応速度を調整でき、
低くするとキビキビ、高くすると重ための挙動になります。 - シンプルで視認性の高いUI
直感的に操作でき、作業を妨げません。
価格・対応環境
- 価格:無料(Name Your Own Price)
任意で金額を入力できますが、0円でもダウンロード可能です。 - 対応OS:Windows
- フォーマット:VST3
上位版「Hysterizer Elite」について
同シリーズには、有料版のHysterizer Eliteも存在します。
こちらは8xオーバーサンプリングなど、
より高精度な処理が可能となっており、
音質面をさらに追求したい方に向けた仕様です。
まずはLight版で挙動を確認し、
必要であれば上位版を検討する、という使い方がおすすめです。
まとめ
Hysterizer Lightは
- トランジェントを自然にコントロールしたい方
- コンプレッサー前の下処理を丁寧に行いたい方
- 無料で実用的なミックス用プラグインを探している方
上記の方に向けた、非常に扱いやすいプラグインです。
派手さはありませんが、
「ミックスを一段整える」ための道具として優秀な印象を受けます。
気になる方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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