Waves が周波数のぶつかり(マスキング)を自動で解消する新プラグイン Curves Resolve を2026年1月19日にリリースしました。
このプラグインは、複数トラックの周波数帯がぶつかり合うポイントを自動検出し、ぶつかっている部分だけに処理をかけるという新しいタイプのEQ/ダッキングツールです。
公式では以下のように説明されています。
ミックスの衝突をインテリジェントに解決。Curves Resolve は、トラック同士の”衝突”を自動で解消する革新的なプラグインです。あるトラックを、別のトラックを”聴きながら”処理することで、周波数がぶつかるポイントだけにスペースを作ります。
ダウンロードはこちら→Waves公式サイト
Curves Resolveとは?
Curves Resolve は、Waves が新たにリリースした「マスキング自動解消」に特化したプラグインです。
ミックス作業をしていると、ボーカルとギター、キックとベースなど、異なるトラック同士が同じ周波数帯を奪い合って「音がこもる」「抜けが悪い」という状況になりがちです。従来のEQやマルチバンドコンプでは、帯域全体をカットしてしまうため、音の質感まで損なわれることがありました。
Curves Resolve はサイドチェインで比較したいトラックを指定し、衝突が起きているポイントだけをピンポイントで処理します。これにより、音の質感を保ちながら自然なクリアさを実現できます。
Curves Resolveが生まれた背景
ミックスで避けて通れないのが「マスキング問題」です。
特にボーカルと伴奏、キックとベースなどは同じ帯域を使いやすく、従来は以下のような対処が一般的でした。
- 手動でEQカット
- サイドチェインコンプでダッキング
- マルチバンドでの帯域処理
しかし、これらは「処理しすぎて音が細くなる」「手間がかかる」といった問題がありました。
Curves Resolve は、これらの問題をインテリジェントに解決するために開発されたプラグインです。周波数の衝突を自動検知し、必要なポイントだけを処理するという新しいコンセプトを採用しています。
主な特徴
特徴1. サイドチェイン対応&自動コンフリクト検出
Curves Resolve はサイドチェイン入力に対応しており、「どのトラックと比較して処理するか」を指定できます。
例えばボーカルトラックに挿して、バッキングギターをサイドチェインに送れば、ギターがボーカルの邪魔をしている周波数帯だけを自動検出して処理します。
また、サイドチェイン信号に対してフィルターやチルト調整も可能で、「何を聴いて判断するか」をコントロールできます。
特徴2. ダッキングモード(Wide / Unmask)
Curves Resolve には2種類のダッキングモードがあります。
| モード | 特徴 |
|---|---|
| Wide | フル帯域でのダッキング処理。従来型のサイドチェインダッキングに近い動作 |
| Unmask | 衝突している周波数帯だけをターゲットにしたスマートな処理 |
特に Unmask モードがこのプラグインの真骨頂で、「必要なところだけに作用する」ピンポイント処理が可能です。
特徴3. Dynamic & Steadyモード
処理の仕方を選べる2つのモードがあります。
- Dynamic:リアルタイムで周波数の衝突に反応し、即座にスペースを作る
- Steady:Learn(学習)機能で曲全体を把握し、安定した処理を提供
- Blend:両者を混ぜて使うことも可能
曲の展開に応じた処理が必要な場合はDynamic、曲全体で一定のバランスを保ちたい場合はSteadyが向いています。
特徴4. Instant Snapshots(プリセット)
ボーカル、ベース、ギター、シンセなど、楽器ごとに最適化されたスナップショット(プリセット)が用意されています。
毎回設定を追い込まなくても、スナップショットを選ぶだけで最適な処理をすぐに始められます。初心者でも迷わず使える設計になっています。
どんな人が使うべき?
Curves Resolve は、こんな人におすすめです。
- ミックスの「抜けの悪さ」に悩んでいる初心者
- 透明感のある音作りを追求したい人
- ボーカルと伴奏、キックとベースなどのマスキングが気になる人
- EQ処理を手軽に、でも音楽的に行いたい人
- サイドチェインコンプを使うほどではないが、微妙にぶつかりを解消したい人
特に、ボーカルミックスでバックが邪魔に感じるときや、キックとベースの棲み分けに苦労している人には即効性のあるツールになるはずです。
無料配布・ダウンロード情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料配布期間 | |
| 対応フォーマット | VST3 / AU / AAX |
| 対応OS | Windows / Mac |
| 通常価格 | 未発表(おそらく$29.99程度と予想) |
ダウンロードはこちら→Waves公式サイト
まとめ
Curves Resolve は、ミックスにおける周波数の衝突を自動で検知し、必要なポイントだけをピンポイントで処理するという新しいコンセプトのプラグインです。
特に、
- ミックスの抜けを改善したい人
- ボーカルや楽器の棲み分けに悩んでいる人
- EQ処理を効率化したい人
にとっては、制作の時短とクオリティアップを両立できる心強いツールになると思います。
この機会にぜひ手に入れておきましょう。
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