dBdondBdone×TAETROの「Pentimento」を解説。音に反応してテクスチャーを重ねる新感覚プラグインの特徴、収録音源、無料版と有料版の違いを紹介します。
dBdone が音楽プロデューサー/YouTuber の TAETRO と共同で、テクスチャー・レイヤー系プラグイン「Pentimento」をリリースしました。
Pentimento は、オーディオの動き(キック、スネア、メロディの変化)に反応して、自動でサウンドテクスチャーを重ねるツールです。MIDI プログラミングなしで独自の質感表現を足していけるのが大きな特徴です。
DLリンクはこちらから
Pentimento ってどんなプラグイン?
Pentimento は、入力されたオーディオ信号のダイナミクス(音の強さや音量変化)を解析し、その動きに合わせてテクスチャー音をリアルタイムで重ねてくれるプラグインです。
従来のように MIDI で打ち込む/ループを作る必要はなく、音楽そのものがトリガーになります。
たとえば、キックのアタックに合わせてテクスチャーが走ったり、メロディのサステインに合わせて空間音が持続したりと、音楽の動きに合わせて質感が変化します。
収録テクスチャーの種類
Pentimento には、TAETRO が手作業で選んだ 50種類のサウンド素材 が収録されています。
これらは次の3つのパックに分類されています。
- Places(10種類):自然や環境系テクスチャー
- Textures(30種類):金属・木・紙など質感系サウンド
- Noise(10種類):ノイズ、テープヒス、電気音などの効果音系
さらに、自分でサンプルをアップロードして無制限にカスタムサウンドを作れる機能も搭載されています。自作素材や外部フィールド録音を組み込めるため、音の幅が無限に広がります。
レイヤーサウンドの調整機能
Pentimento は単なる音の重ね合わせではなく、以下のような編集や効果も使えます。
- エンベロープ(Attack / Hold / Decay / Release):レイヤー音の鳴り方を自在に調整
- フィルター(ハイパス/ローパス):不要な帯域をカットしてミックスに馴染ませる
- Movement FX / Shaper FX:ワンノブ式マクロコントロールで動きや歪み、位相感などを追加
これらによって、単純に音を追加するだけでなく、質感や空間の立体感を自由にデザインできます。
無料版と有料版の違い
Pentimento には 無料版とフル版 があります。
無料版
- TAETRO の3つのパック(Places / Textures / Noise)から限定サウンドを使用可能
- エンベロープやフィルター、FX コントロールは機能制限なし
- プラグインの ワークフローや基本的な質感表現 をしっかり試せます
無料版は、公式サイトから macOS / windows を選ぶだけで簡単にDLができます。
フル版
- 全50サウンドを解放(Places 10 / Textures 30 / Noise 10)
- 無制限のカスタムサンプルアップロード が可能
- 自作パックの 制作・整理・コミュニティ共有機能 も利用できます
フル版は通常 $49(約7,000円前後) で販売されており、カスタム素材を使い込んだ制作や音響デザインにも対応します。
また、KVR コミュニティ向け割引コード「KVRSPECIAL」 を使うと約 10%オフになる特典もあります。
公式サイトはこちらから
対応環境
Pentimento は以下のプラグインフォーマットに対応しています。
- VST3
- AU
- AAX
対応 OS は Windows / macOS で、主要な DAW(Logic Pro、Cubase、Ableton Live、Pro Tools など)に組み込んで使えます。
どんな場面で使えるか
Pentimento は、音楽制作において以下のような用途に役立ちます。
✔ ドラムキットやループに独自の質感・雰囲気を追加
✔ パッド/シンセパートに自然音やノイズを絡めたい時
✔ 映像音楽やアンビエント系で空気感を演出したい時
✔ 実験的なサウンドデザインで個性を出したい時
MIDI なしで音楽のダイナミクスに直接反応するため、素早く直感的なサウンドレイヤー制作ができます。
まとめ
dBdone × TAETRO の Pentimento は、これまでにない感覚でサウンドの質感や空間表現を追加するプラグインです。
プログラミング不要で、音楽そのものがレイヤーの動きを生み出す仕組みは、日常的なトラック制作から実験的な音響デザインまで幅広く使えます。
まずは 無料版で基本の感触を掴んでから、必要に応じてフル版を導入してみてはいかがでしょうか。

