ドイツの老舗音響ブランド beyerdynamic が、無料のDAWプラグイン「Headphone Lab」 を NAMM 2026 で発表しました。
対応する studio ヘッドホンを使うだけで、まるでスタジオモニターに近い自然な定位感・空間感で聴いているかのようなサウンド体験を実現します。
ダウンロードはこちらのリンクから
Headphone Lab とは?
Headphone Lab は、beyerdynamic のスタジオヘッドホン向けキャリブレーション & 仮想スタジオ環境エミュレーションプラグインです。
つまり、お手持ちのヘッドホンをまるでスピーカのような聞こえ方にすることが可能です。
普段のヘッドホン再生では左右が完全に分離して聞こえるため、定位感が不自然になりがちですが、これをモニタースピーカーのような聴こえ方に変換します。
ミックス、マスタリングをする時はスピーカを使ってモニタリングをすると良いとされています。そのためこのプラグインを使うことでスピーカを鳴らせないような環境でも理想的モニタリングを可能とします。
しかも 完全無料でダウンロード可能です。
Headphone Lab の主な機能
プロスタジオの基準リスニングを再現
- 高精度の 周波数キャリブレーション によって、beyerdynamic の各モデルをリファレンス音響へ最適化します。
- ベースとなる「Studio Sound Profile」は、長年の研究とプロ現場でのノウハウに基づいた基準値です。
この処理により、ヘッドホンだけでもミックスを信頼できるリスニング環境を得られます。
リアリティある空間表現
通常のヘッドホンは左右が独立した音を送るため、スピーカーと比べてステレオ感や奥行きが違うと感じることが多いです。
Headphone Lab はクロスフィード + 高度なステレオ処理を利用し、自然で安定した音像を実現します。
カスタマイズ
- 標準キャリブレーション(Standard):一般的なリファレンス音響へチューニング
- ファクトリーキャリブレーション(Factory):選択したモデルごとの個別測定データを元にした精密補正(対応モデルのみ)
対応モデルはDT 700 Pro X、DT 900 Pro X、DT 1770 Pro MK II、DT 1990 Pro MK II などになります。最新対応については公式ホームページを確認してください。
さらに、耳の間隔や頭のサイズの入力、仮想スピーカー角度(40°/60°/80°)調整、部屋シミュレーションなども設定できます。これにより、自分のリスニング環境に合った補正を細かく追い込めます。
誰に向いてる?
Headphone Lab は、以下のような環境で音楽制作をしている方にオススメだと思います。
✔ 自宅スタジオでヘッドホンだけでミックスしている
✔ モニタースピーカーが置けない/設置困難な環境
✔ リファレンス再生の精度を上げたい
✔ 信頼できるミックス判断をしたい
✔ 経済的・空間的にモニター環境を揃えられない
ヘッドホン制作環境をよりスピーカーに近い感覚で使いたい人には、かなり助けになるツールではないでしょうか。
対応環境
- Windows / macOS
- VST3 / AU / AAX フォーマット対応
- Pro Tools、Logic Pro、Cubase、Ableton Live、Studio One など、主要 DAW で動作可能です。
価格
完全無料でダウンロードできます。
サブスクリプションやライセンス費用は一切不要です。対応するヘッドホンさえあれば導入コストゼロでプロのような環境を作れます。またそれ以外のヘッドホンでも効果的に使用可能です。
まとめ
beyerdynamic の Headphone Lab は、 ヘッドホン制作の弱点を緩和する無料プラグイン です。
キャリブレーションと仮想スタジオ音場再現によって、今までヘッドホンだけでは難しかった定位感や周波数バランスの判断を助けてくれます。
特に 自宅/狭スペースで制作している人にとっては、コストなしで大きな恩恵を受けられるツールと言えるでしょう。
ダウンロードはこちらのリンクから

