【Pro Tools対応!】Novation Launch Control XL 3、ファームウェアv1.1でHUIサポート追加|アップデート内容を徹底解説

「Launch Control XL 3、Pro Toolsでも使いたいんだけど…」「外部シンセとの連携をもっと柔軟にしたい…」

そんな声に応える形で、NovationからLaunch Control XL 3の初メジャーアップデートが登場しました。ファームウェアv1.1では、Mackie HUIサポートによる対応DAWの拡大や、MIDIルーティングの強化など、実用的な機能が多数追加されています。

今回のアップデートで何が変わったのか、どんな人にメリットがあるのか──詳しく解説していきます!

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Launch Control XL 3 v1.1とは?

Launch Control XL 3 v1.1は、Novationが2026年1月末にリリースした初のメジャーファームウェアアップデートです。

Launch Control XLシリーズは10年以上の歴史を持つMIDIコントローラーで、特にAbleton Liveユーザーから支持を集めてきました。昨年発売されたXL 3では、OLEDディスプレイや24個のエンドレスエンコーダーなど、ハードウェア面で大幅に進化しています。

今回のv1.1アップデートでは、ソフトウェア面での機能拡張が中心となっており、HUIプロトコル対応による対応DAWの拡大やワークフローの改善が図られています。

アップデートの背景

Launch Control XL 3は発売当初からAbleton Live、Logic Pro、FL Studio、Cubase、Bitwigといった主要DAWに対応していました。

しかし、Pro ToolsやReaperといったHUIプロトコルを採用するDAWでは、標準では対応していませんでした。特にPro Toolsは業界標準のDAWであり、対応を望む声が多かったと考えられます。

また、外部ハードウェアとの連携においても、MIDIルーティングの柔軟性に改善の余地がありました。v1.1では、これらの課題に対応する形で機能追加が行われています。

v1.0 vs v1.1 比較表

今回のアップデートで何が変わったのかをまとめた表です。

機能v1.0v1.1
Pro Tools / Reaper / Studio One サポート✔(HUI経由)
USB-to-DIN MIDIパススルー限定的拡張(マージ・フィルタリング対応)
フェーダーピックアップ
フェーダープレビュー
エンコーダーレスポンス調整
カスタムモード高速切替

主な新機能

新機能1. Mackie HUIサポート

v1.1最大の目玉がMackie HUIプロトコルへの対応です。

これにより、以下のDAWでミキサーコントロールが可能になりました。

DAWv1.0v1.1
Ableton Live○ 対応○ 対応
Logic Pro○ 対応○ 対応
FL Studio○ 対応○ 対応
Cubase○ 対応○ 対応
Bitwig Studio○ 対応○ 対応
Pro Tools❌ 非対応◎ HUI対応
Reaper❌ 非対応◎ HUI対応
Studio One(Fender Studio Pro)❌ 非対応◎ HUI対応

Pro Tools、Reaper、Studio Oneユーザーにとっては、待望のアップデートと言えるでしょう。

新機能2. MIDIルーティングの拡張

USB-to-DIN MIDIパススルー機能が強化されました。

機能内容
コントロールデータのマージ複数ソースからのMIDIデータを統合
チャンネルフィルタリング特定チャンネルのみを通過させる設定

ハードウェアシンセやドラムマシンを組み合わせたハイブリッドセットアップで、より柔軟な構成が可能になります。たとえば、Launch Control XL 3をMIDIインターフェースとして使いながら、複数の外部機材を同時にコントロールするといった運用がしやすくなりました。

新機能3. エンコーダーアクセラレーションカーブ

エンコーダーの回転速度に応じたレスポンスを調整できるようになりました。

ゆっくり回せば細かく、素早く回せば大きく値が変化する設定が可能です。ミキシング時の微調整からライブパフォーマンスでのダイナミックな操作まで、用途に合わせたカスタマイズができます。

新機能4. フェーダーピックアップ機能

フェーダーを動かした際のパラメータジャンプを防ぐ「ピックアップモード」が追加されました。

従来は、DAW側のフェーダー位置と物理フェーダーの位置がずれている状態で動かすと、値が急激に変化してしまう問題がありました。ピックアップモードを有効にすると、物理フェーダーがDAW側の値に「追いついて」から初めて値が変化するようになります。

ミキシングやライブパフォーマンスで、スムーズなフェーダー操作が可能になります。

新機能5. フェーダープレビュー

Shiftキーを押しながらフェーダーを動かすと、OLEDディスプレイにパラメータ値が表示されるようになりました。

現在の値を視覚的に確認しながら操作できるため、複数トラックを扱う際の作業効率が向上します。

新機能6. カスタムモード切り替えの高速化

カスタムモードの選択操作が簡略化されました。

操作従来v1.1以降
モード切り替えModeボタン → 選択 → 確定Modeボタン長押し → 選択 → 離す

ワンアクション減ることで、ライブでのセットアップ切り替えがよりスムーズになります。

HUIサポートの注意点

Pro Tools、Reaper、Studio OneへのHUIサポートは大きな進歩ですが、いくつか知っておくべき点があります。

HUIプロトコルの特性

HUIは汎用的なプロトコルであり、DAW専用スクリプトほどシームレスな連携とは限りません。

項目内容
対応機能ミキサーフェーダー、パン、ミュート、ソロ、トランスポートなど基本操作
制限事項一部の高度な機能やDAW固有の操作は非対応の場合あり
動作精度ユーザー環境(DAWバージョン、設定)によって差が出ることも

どんな人にメリットがある?

v1.1アップデートは、こんな人におすすめです。

  • Pro Tools / Reaper / Studio Oneユーザー(HUIサポートで新規対応)
  • ハードウェアシンセと組み合わせて使いたい人(MIDIルーティング強化)
  • ミキシング時のフェーダージャンプにストレスを感じていた人(ピックアップ機能)
  • ライブパフォーマンスでモード切り替えを多用する人(操作の高速化)

一方、以下のような人には大きな変化はないかもしれません。

  • Ableton Liveのみで使用している人(従来通り問題なく動作)
  • 外部ハードウェアを使わないDAW完結型の制作スタイルの人

アップデート方法

v1.1ファームウェアはNovation Componentsから無料でダウンロードできます。

項目内容
価格無料
配布場所Novation Components
対象機種Launch Control XL 3
対応環境PC / Mac(スマートフォンからは不可)

アップデート手順

  1. Launch Control XL 3をUSBケーブルでPCに接続
  2. Novation Componentsにアクセス(ブラウザ版またはアプリ版)
  3. デバイスが認識されるとアップデート案内が表示される
  4. 画面の指示に従ってアップデートを実行
  5. 完了後、デバイスを再接続して動作確認

注意点

  • アップデート中はUSBケーブルを抜かないこと
  • うまく認識されない場合は、別のUSBポートやケーブルを試す
  • ブラウザ版Componentsを使う場合、ChromeまたはEdge推奨(Web MIDI API対応)

まとめ

Launch Control XL 3 v1.1は、HUIサポートによる対応DAWの拡大とワークフロー改善を中心とした実用的なアップデートです。

特に、

  • Pro Tools / Reaper / Studio OneでLaunch Control XL 3を使いたかった人
  • ハイブリッドセットアップでMIDIルーティングの柔軟性が欲しい人
  • フェーダー操作の精度を上げたい人

にとっては、コントローラーの活用幅が大きく広がるアップデートになります。

ただし、HUIサポートは汎用プロトコル経由のため、DAW専用スクリプトほど完璧な連携を期待すると物足りなく感じる場面もあるかもしれません。まずは実際にアップデートして、自分の環境で試してみることをおすすめします。

既存ユーザーは無料でアップデートできるので、ぜひNovation Componentsからダウンロードしてみてください。また持っていない方はこの機会に購入するのもアリだと思います。

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