「オーディオインターフェースなんて、どれも同じでしょ?」
そんな常識を覆す製品が登場しました。
KORG microAUDIO 722 は、単なる録音・再生デバイスではありません。
1974年の名機「miniKORG 700S」のフィルター回路を元にした 本物のアナログフィルター を搭載した、クリエイティブな「楽器」とも呼べる一台です。
今回は、このmicroAUDIO 722の魅力を詳しく紹介していきます。
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microAUDIO 722 ってどんな製品?
microAUDIO 722 は、KORGが初めてリリースしたオーディオインターフェースの上位モデルです。
最大の特徴は、ヴィンテージシンセ「miniKORG 700S」のフィルター回路を元に設計されたアナログフィルター を内蔵していること。
デジタルモデリングではなく、アナログ回路がこの小さな筐体に収められています。
コンパクトながら 24bit / 192kHz対応、USB Type-C接続と現代的なスペックも完備。
価格は 32,780円(税込) と、アナログフィルター搭載のインターフェースとしては非常にコストパフォーマンスが高い製品です。
microAUDIO 722 の主な特徴
miniKORG 700S を元にしたアナログフィルター
700S FILTERセクションには、ローパス(LO)/ ハイパス(HI)/ バイパスの切り替えスイッチを搭載。
CUTOFFノブ で周波数帯域をコントロールし、RESONANCEノブ を上げると共振が強まり、独特のピーク感やキャラクターが生まれます。
フィルターの効きはスムーズで、過激に歪みすぎることなく、ミックスに馴染む温かみのあるサウンド が得られます。
また IN/USBスイッチ により、フィルターをかける対象を「外部入力音」と「PCからの再生音(DAW出力)」で切り替え可能。
DAW上のソフトシンセをアナログフィルターで加工して戻す、いわゆるリアンプ的な使い方もスイッチ一つで対応できます。
表現力を広げる LFO / エンベロープフォロワー
フィルターセクションの横には、LFO/ENVセクション が用意されています。
- LFO を選択すると、周期的な揺らぎをフィルターに与えられる
- ENV(エンベロープフォロワー) を選択すると、入力音の強弱に追従した動きを付けられる
INTENSITYノブでモジュレーションの深さを調整でき、さらにRATEのFREE/SYNC切り替えも本体だけで操作可能。
エディターソフトを開かなくても、ライブパフォーマンス中に直感的にサウンドを変化させられる 設計になっています。
スタンドアロン動作にも対応
microAUDIO 722 は、PCなしでも単体のアナログフィルターとして使用可能 です。
USB端子にDC 5VのACアダプターを接続すれば、シンセサイザーやドラムマシンなどの出力にフィルターをかけて使うことができます。
ギターやベースを接続してワウ的な効果を狙うことも可能ですが、あくまでシンセ向けのフィルター設計のため、一般的なエフェクターとはレスポンスや音色変化の感触が異なる点は覚えておくとよいでしょう。
MIDI IN / OUT 搭載でオートメーションも可能
リアパネルには 3.5mm TRSミニフォーン仕様のMIDI IN / OUT を装備。
TRS-DIN変換ケーブルも付属しているため、外部機器との同期やフィルターのオートメーションにも対応できます。
DSP機能でノイズゲートやコンプも使える
microAUDIO 722 は単なるフィルター付きインターフェースではありません。
ノイズゲート、コンプレッサー、リミッター といったDSP機能も搭載しており、配信や録音時の音質向上に役立ちます。
これらのDSPエフェクトは PC負荷ゼロ、ほぼゼロレイテンシ で動作するため、掛け録りや配信時のノイズ対策に重宝します。
付属ソフトウェア「Filter Ark」が強力
microAUDIO 722 にはハードウェアだけでなく、Filter Ark という強力なプラグインが付属します。
Filter Ark は、MS-20、Polysix、miniKORG 700S、ARP ODYSSEY など伝説的アナログフィルターを再現したプラグイン。
最大4基のフィルターを組み合わせて独自のフィルターを作れるほか、LFOやステップシーケンサーなどのモジュレーション機能も充実しています。
「フィルターを”演奏する”」という感覚で、従来のフィルタリングを超えた表現力豊かなサウンドデザインが可能です。
さらに Ableton Live Lite、Native Instruments Komplete Select、iZotope Ozone Elements なども同梱されており、購入したその日から本格的な音楽制作をスタートできます。
microAUDIO EDITOR で細かな設定も可能
専用ソフト microAUDIO EDITOR を使えば、本体のノブではアクセスできない詳細な設定が可能です。
- LFOの波形選択(サイン波、三角波、矩形波、ノコギリ波など5種類)
- エンベロープフォロワーの感度やレート調整
- DAWからのMIDIクロックへの同期設定
- DSPによるノイズゲート、コンプレッサー、リミッターの調整
また、ループバック機能 や ステレオリンク機能 も搭載されており、配信やステレオ機材の録音にも柔軟に対応できます。
購入前に知っておきたいポイント
- MIDIがTRS方式:変換ケーブルは付属しますが、DINタイプの機材と接続する場合は管理に一手間かかります
- 電源スイッチがない:USBの抜き差しで電源を管理する必要があります
- 付属USBケーブルの長さ:環境によっては別途長めのケーブルを用意したほうが快適かもしれません
いずれも致命的なデメリットではありませんが、購入前に把握しておくと安心です。
こんな人におすすめ
✔ ソフトシンセの音に物足りなさを感じている
✔ 日常的にアナログの質感を取り入れたい
✔ 音作りのインスピレーションを広げたい
✔ ライブでもスタジオでも使えるフィルターが欲しい
「単に音が録れればいい」という方には下位モデルの microAUDIO 22(24,750円) も選択肢になります。
ただ、アナログフィルターを通して音を変化させる楽しさ は、722でしか味わえない体験です。
まとめ
KORG microAUDIO 722 は、単なるオーディオインターフェースではありません。
miniKORG 700S のフィルター回路を元にしたアナログフィルターを搭載し、「音を通すだけでインスピレーションが湧いてくる」 ような、楽器的な楽しさを持った製品です。
スタンドアロンでも使え、DAWとの連携も柔軟、さらに強力なプラグインも付属。
この価格帯でこれだけの機能と個性を持った製品は、他に見当たりません。
アナログフィルターの魅力を手軽に体験したい方は、ぜひチェックしてみてください。
製品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | microAUDIO 722 |
| メーカー | KORG |
| 価格 | 32,780円(税込) |
| 対応サンプリングレート | 最大24bit / 192kHz |
| 入出力 | 2 in / 2 out + MIDI IN/OUT |
| 接続 | USB Type-C(バスパワー動作) |
| 主な機能 | アナログフィルター、LFO/ENV、DSP(ノイズゲート・コンプ・リミッター)、ループバック、ステレオリンク |
| 付属ソフト | Filter Ark、Ableton Live Lite、NI Komplete Select、iZotope Ozone Elements など |
公式サイト:KORG microAUDIO



